自己破産の費用は平均30万円ってほんと?

自己破産にお金がかかるの!?無料ではできない

借金が膨れ上がり、首が回らなくなってしまったときに役立つ自己破産。今ある借金を帳消しにできる自己破産は、苦しい生活を立て直す唯一の希望でもあります。

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2019.01.24

自己破産をするには費用が必要になります。

自己破産の費用について調べてみると「平均相場30万円」「最高50万円かかる」などと書かれていることがあります。自己破産を考えている人にとって30万円や50万円といった大金をかき集めることは至難の技です。

そこで今回は自己破産の費用、安く抑える方法、支払い方法について詳しく紹介したいと思います。

自己破産の費用

自己破産をするには裁判所での手続きが必要になります。その際に手数料・予納金・郵券(切手代)がかかります。

項目費用
手数料1,500円
予納金(※同時廃止事件の場合)10,584円
予納金(※管財事件の場合)平均200,000円
郵券・切手代債権者数×80円(管財事件は債権者数×3×80円)

上記の費用は自己破産をするうえで絶対に必要なものとなります。

またこれと合わせて必要になるのが弁護士費用です。

自己破産は自分で手続きを行うこともできます。しかし自分で行なった場合、破産申請が通らないケースや失敗をする可能性も考えられます。そうなってしまえば自己破産はできなくなります

自己破産は裁判所から「支払不能」と見なされなければいけません。

破産法 第十五条

債務者が支払不能にあるときは、裁判所は、第三十条第一項の規定に基づき、申立てにより、決定で、破産手続を開始する。

2 債務者が支払を停止したときは、支払不能にあるものと推定する(引用元:破産法15条

この条件をクリアするには「支払い期日を過ぎている」「利息免除しても3年以内で完済できない」などの状況でないと、かなり厳しいです。またそういった状況であっても知識のない素人が自己破産の申請を行うのは、時間も労力も必要になるため、かなり苦難なものです。

いろいろなことを想定しても、絶対に弁護士に依頼をした方が良いです。とはいえ弁護士費用はかなり高額なのも事実です。

項目平均相場
相談料0円〜10,000円
初期費用(着手金)0円〜100,000円
基本報酬200,000円〜
成功報酬50,000円〜
裁判所申立費用30,000円〜

ここでの例はあくまでも平均相場です。弁護士事務所によっては、平均相場よりも安い場合もあります。逆に桁違いに高いこともあります。どこの弁護士事務所に依頼をするかによって費用は大きな差がでると考えてください。

また弁護士費用が高額=確実に自己破産ができるという保証はありません。自己破産は先ほども紹介した通り、裁判所から「支払不能」と認められなければいけません。自分の状況や借金が「支払不能」と認められなければ、どんなに凄腕の高額な弁護士を利用しても自己破産は失敗します。

もし弁護士に依頼をして自己破産ができなかった場合、場所によっても異なりますが大半は成功報酬は支払わなくても問題ありません。しかし相談料、着手金、基本報酬、裁判所申立費用は必要になると考えてください。

そしてほとんどの弁護士事務所は費用の支払い方法をいくつか用意しています。「一括払い」「分割払い」「後払い」この中から選べるケースが多いです。弁護士事務所も鬼ではありません。自己破産を考えている人から無理やりお金を取ろうとはしません。

40歳 経営者
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このように悩んでいる人は、まずは事情を説明し相談をしましょう。お金がないのであれば素直に「今は費用を用意できない」と伝えてください。弁護士事務所もそういった依頼者を何人も見ているので恥ずかしく考える必要はありません。依頼者の状況にあった支払い方法や今後についてを話してくれます。

イストワール法律相談所は、依頼者の意見を第一に考え相談に乗ってくれます。債務整理・自己破産の成功実績も多く、相談料も無料。費用も他者と比較して安いので使いやすい弁護士事務所として人気です。

自分が納得できる弁護士事務所を見つけて依頼ができるようにしていきましょう。

自己破産の費用を安く抑える方法

どんな場合でも自己破産の費用は最低限抑えたいものです。「自己破産で借金を帳消しまたは軽減させたのに、費用の支払いで首が回らない」なんて状況もできることなら避けたいものです。次は自己破産の費用を安く抑える方法を紹介します。

1.法テラス(日本司法支援センター)

法テラスとは総合法律支援法に基づいて国が設立した組織です。日本全国に相談所もあり、随時スタッフや弁護士、司法書士が在住しています。曜日や時間によって相談できる専門分野が異なるため、相談所に足を運ぶ場合は下調べが必要になります。

電話やメールでの相談も受け付けています。時間帯や曜日によっては混み合い、返信が遅れてしまったり、連絡が繋がりにくい可能性があるので注意をしましょう。

法テラスでは無料相談所が設置されています。無料相談所では自己破産に関する相談ができます。とはいえ、あくまでも法テラスでできることは相談までです。実際の自己破産はできません。

法テラスを利用すると次のようなメリットがあります。

  • 弁護士費用が安くなる
  • 生活保護を受給していると償還免除される
  • 弁護士費用を立て替えてもらえる

法テラスは所属する弁護士や司法書士へ相談をしたうえで、依頼をする場合は各弁護士事務所や法律相談所にお願いをするかたちになります。その際に法テラスを経由することで上記のようなメリットもあります。

しかし法テラスは誰もがこのように高条件で依頼をできるわけではありません。お金がない、経済的に余裕がない人でなければいけません。利用するためには収入、家賃、資産を伝えなければいけません。家族や恋人など同居人がいる場合は、申込者の収入に合算されるため、ハードルも高くなります。

ここをクリアできなければ法テラスを使って安く自己破産をすることはできないと思ってください。

また法テラスは審査に時間がかかります。ここでの審査とは「法テラスを利用するのに相応しいか」です。先ほども伝えた通り、利用するためには収入や家賃、資産を伝えなければいけません。このほかにも職場情報、勤続年数、業種なども最低限伝える必要があります。

審査の時間は約2週間。この期間中は自己破産の手続きはもちろん借金の督促を止めることもできません。もし急いでいるならば、法テラス経由ではなく直接弁護士に相談をしましょう。でなければ、今ある苦しい状況を緩和させることはできません。

そして法テラスは弁護士を指名することができません。直接相談に足を運び「相性が良い」「この人にお願いをしたい」と思える弁護士がいても、その人を指名して依頼はできません。相性が悪い弁護士に当たってしまえば、最後まで苦い気持ちを味わうことも考えられます。

法テラスに登録している弁護士事務所に相談に行った場合、持ち込み案件をするのはOK。持ち込み案件とは弁護士側が依頼者を法テラス案件として担当すること。
法テラス経由で自己破産をしたときの費用例
裁判所での手続きや交渉の立替金:債権者10社以下
実費23,000円
着手金100,000円
合計123,000円

依頼者の状況や困難さ、案件によっても異なりますが自己破産の費用は10万円〜60万円はかかると考えておきましょう。

自己破産の費用だけでも聞いてみたいと思う場合は、一度法テラスへ相談をするのもOKです。

また法テラスは分割払いが可能です。銀行口座からの引き落としが原則となっていますが月5,000円から返還が可能です。自己破産後の苦しい生活に大きな打撃を与えず返済ができるのは嬉しいポイントです。

法テラスにはメリット・デメリットがあります。自己破産の費用を抑えることはできるかもしれませんが、時間がかかる。この点をしっかりと抑えたうえで検討をしましょう。

2.無料相談で見積もりを複数社から貰う

自己破産の費用を最小限に抑えるためには、複数の弁護士事務所から見積もりを出して貰うことが一番です。

最近はインターネットで簡単に弁護士事務所を調べられます。弁護士事務所によってはメールや電話でのやりとりのみで相談を行えるケースもあります。そういった場所であれば遠方に住んでいたり、仕事が忙しく時間を作ることが難しい人でも安心です。少しでも気になったり、良いと思える弁護士事務所には積極的に無料相談や見積もり請求を行いましょう。

大半の弁護士事務所は無料で見積もりを出してくれます。具体的な費用、自己破産完了までの予定日数、相性…いろいろな点をチェックしながら見積もりを出し、複数社比較をしましょう。

少しでも安く自己破産の費用を抑えたいと思うのであれば、比較は必要不可欠です。最初から信用できる一社に決めることも良いですが、費用面を重視するのであれば、それはあまりおすすめできません。なるべく多くの弁護士事務所に相談をしてみましょう。

3.自分の状況を整理する

自己破産の費用を安く抑えるためにも改めて自分の置かれている状況を把握しましょう。

  • 借金総額
  • 借金の借入先
  • 借金の返済期日
  • 利息・元金
  • 延滞金

これらは最低限チェックをすべき自分の借金です。他にも借金の状況を深く把握しておくことで、自分が今後どのような自己破産申請を行うのかがイメージできます。また弁護士事務所へ相談に行く際も話がスムーズに進み、費用を抑えられる可能性もあります。

「借金が返せないから自己破産をしよう」このように漠然と考えるのではなく、どうして借金が返済できないのかをしっかりと考えてください。

また生活も合わせて見直してみましょう。収入に見合わない家賃、交際費、食費などがあれば削れるように努力しましょう。生活水準が身の丈に合わなければ、自己破産をしても新たに借金を作ってしまう可能性が考えられます。今後の人生で借金を作らないためにも、しっかりと生活の見直しはしておきましょう。

そして仕事についても改めて考え直してみましょう。今現在やっている仕事の収入が少なければ掛け持ちのアルバイトや副業をはじめることも視野にいれましょう。仕事の種類を選ばなければ老若男女問わず誰でも短期間で稼げる仕事はあります。

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生活に支障なく、体調の崩れない範囲内で掛け持ちアルバイトや副業ができるように努力していきましょう。収入がアップすれば、気持ちにも余裕は生まれるものです。自分の生活を立て直すための自己破産と合わせて、仕事についてもじっくりと考えてください。

自己破産の費用は必要経費

40歳 経営者
なんで自己破産をするくらいお金がない人から費用をとるんだろう。ただでさえお金がなくて困っているのに!

このように考える人もいると思います。しかし自己破産をすれば借金はなくなります。そう考えれば自己破産の費用は”決して高いものではない”と思えるはずです。

また自己破産は安易にできるものではありません。自己破産をすると次のようなものが失われます。

  • 信用情報機関に事故情報として登録される(ブラック)
  • 保有する財産が清算されてしまう
  • 資格や職業が制限される
  • 官報に住所・氏名が掲載される

時の流れとともに回復できるものもありますが、一定の期間中は苦しい思いをする可能性も考えられます。何年間も積み上げてきたものが失われてしまう人もいるかもしれません。友人や家族、親戚に愛想を尽かされてしまう人もいると思います。

自己破産をすると生じる問題やデメリットについても、しっかりと考えた上でどうするか決断をしてください。自己破産の費用はけじめを付けるための覚悟にもなります。今現在「自己破産をしようか検討している」という人は、今一度しっかりと考えてみましょう。

自己破産は借金地獄から抜け出せる、法的に認められた唯一の助け舟です。自己破産をしたからといって人生が終わるわけではありません。むしろ自己破産をしたことで新たな人生が歩めるようになったという人も大勢います。「生活を立て直したい」「借金に苦しむ日々を抜け出したい」「将来の不安を感じることなく生きたい」そう考えるならば、自己破産は良いキカッケになるかもしれません。

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