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パチンコで借金を作る人は多い
30兆円産業と呼ばれていたパチンコ業界。出玉やイベントの規制、娯楽多様化、東京オリンピック開催…あらゆる理由で遊技人口も激減し業界自体も衰退しているパチンコ。しかし現在でも全国には1万店もパチンコ屋はあります。
またどこのパチンコ屋にも必ずギャンブル依存症のお客さんがいます。
ギャンブル依存症の8割はパチンコ依存症といわれています。パチンコに依存している人は9割が借金に苦しむ生活を送っています。中には新規借入ができなくなり、止むを得ず自己破産をする人や破産後も新たに借金を作りパチンコをやり続ける人もいます。
パチンコで借金を1万円でも作ったら全てが終わる覚悟が必要
- 生活費をパチンコに注ぎ込んでしまった
- あと数万円で勝てる気がする
- 負けてしまったから取り返さねばいけない
- 新台を試すための軍資金が必要
- 支払い期日に間に合わない
パチンコをしているうえでお金が必要なシチュエーションが訪れた場合、誘惑に負けて1万円でもお金を借りてしまえば借金地獄に陥る可能性も考えられます。
もし借金をしなければいけない状況が訪れても、パチンコに行かないように気をつけなければ問題ありません。しかし「取り返そう」「今度こそは負けない」と思いパチンコに足を運べば、最後。借金地獄に落ちてしまうでしょう。
パチンコで借金を作る人の特徴
パチンコで借金を作る人には共通する特徴があります。これらの特徴に当てはまったら危険信号。十分に注意が必要です。
1.大勝ち経験者
パチンコは一度大勝ちすれば10倍以上稼げます。「1万円が20万円に化けた」「2時間で10万円勝った」「給料以上に稼げた」という話も珍しくありません。座って遊んでいるだけで、そういった経験ができれば「また同じことをしたい」と思います。その結果、欲が出て何度もパチンコに通い詰めてしまうのです。
2.負けたら取り返そうと考える
パチンコはギャンブルです。勝つ以上に負けます。勝ち続けることはできません。そんなときに「取り返そう」と考えれば、いくら注ぎ込んでも大赤字になります。しかしパチンコで借金を作る人は「絶対に勝てる」と信じ込み、どんなに負けても勝ちを信じて通い続けてしまうのです。
3.すぐにカッとする
頭に血が上りやすい人はパチンコで借金を作りやすいといわれています。負けてしまうと怒りの感情から「次は絶対に勝ってやる」という気持ちになり歯止めが効かなくなる。そういったタイプの人は要注意が必要です。パチンコはタイミングを見計らってやめることもポイントです。
パチンコで借金を作らないためには?
パチンコで借金を作らないための有利な対処法を紹介します。
望みを捨てる
パチンコで借金を作る人の全員が「次は勝てる」と望みを持っています。パチンコは射幸心を煽る娯楽。射幸心とは「幸福を得たい」という感情。どんなに負けが続いても「次は勝てるかもしれない」と思わせる流れや当たった時のド派手な演出、距離感の近い座席。これがパチンコ屋の射幸心を煽るシチュエーションです。
カネがなけりゃ、せえへんやろって言うけど、なくてもするねん。消費者金融でも親でもヤミ金でも、どこからでも借りてくる。最悪、盗んででもやる。離婚や一家離散、破産、犯罪と周りを巻き込んでいくのがギャンブル依存症の怖さで、破綻(はたん)が待っている。
パチンコにはまった息子が借金した300万円を、親が肩代わりしたケースがあった。息子は「ちゃんと働けよ」と言われて会社に行ったけど、人間関係や仕事がうまくいかず職場になじめない。そのうっぷん晴らしでついパチンコをやってしまってなぁ。興奮してすかっとしたものの、また元通りや。世の中に絶望だらけの人間が、「勝つ」といういちるの望みにかけるから依存症になるねん。(引用元:朝日新聞デジタル「ギャンブル大国ニッポン、依存症対策は十分?」)
朝日新聞デジタルニュースでも取り上げられている通り、パチンコで借金を作る人は「勝つ」という強い望みを持っています。このような望みを捨てることがパチンコで借金を作らない重要ポイントです。
根拠のない「勝てるかもしれない」という望みは、借金への危険信号です。パチンコに望みや期待はしないように注意をしましょう。
時間に余裕を作らない
パチンコで借金を作る人の8割は暇つぶしにパチンコ屋に出かける習慣があります。
結婚13年。嫁を殴りたい。パチンコで借金320万。専業主婦にしたのが間違えか?
専業主婦2年、理由暇でパチンコやった、負けたから取り戻そうとやった。
嫁に苦労かけたから、専業主婦になって貰い楽させたかった(引用元:Yahoo!知恵袋「嫁がパチンコで借金320万」)
- 主婦
- 無職
- 土日祝日休み
- 定時が早い
- 営業職
- 勤務中に自由な時間がある
- 天候に左右される職業
- 単純作業
- 重労働
パチンコで暇をつぶす人は時間に余裕があるうえにストレスが蓄積している場合が多いです。
このようにパチンコで寂しさを紛らわせるたりストレス発散する人も多いです。できるだけ気持ちが沈んでいるときはパチンコに行かないように注意をすることが重要です。できるだけパチンコ以外の方法で解消できるように気をつけますよう。
娯楽を探す
田舎に住んでいるとパチンコで借金を作りやすいといわれています。
地元は田舎なので娯楽が他にないためにパチンコに集中しています。孤独→パチンコ→借金→病気(借金苦による精神病含む)→自殺のフルコンボです。
そこに、救いはありますか?— はなちゃん (@mennmaru) February 6, 2019
「田舎にはパチンコ以外の娯楽がない」という話は昔から有名。しかし今の時代、インターネットを使って動画を見たり、ゲームをすることもできます。田舎でも楽しめる娯楽はパチンコ以外にたくさんあります。「パチンコしかない」「楽しみがない」とマイナスに考えず、新しい娯楽を探す努力をしましょう。
生活費をパチンコで稼ごうと考えない
パチンコで借金を作る人の中には「パチンコで生活費を稼ごう」と考える人がいます。
パチンコあるある:生活費のために借金したんだというパチンコ依存症の借金正当化
— もりら@相互フォロー (@morirablog) February 6, 2019
今のパチンコユーザーははっきり言って末期ですのでやめろでやめられないんです、二極化していてパチンコパチスロで生活費を稼ぐ軍団などのユーザー、射幸性が多少落ちようとも末期の依存性でやめられないユーザーです
一番は金を稼げてしまうようなシステムを無くす事です、建前でない規制をかける事— 悪路マン (@akuroman_88) December 12, 2018
「パチンコで生活費を使い込んでしまった。だからパチンコで生活費を稼ごう」そう考えている人は完全にアウトです。パチンコは生活費を稼ぐためのものではありません。パチンコはあくまでも娯楽です。仕事にはできません。その点を履き違わないように注意をする必要があります。
「パチンコに行きたい」と思ったら病院へ行く
「借金をしてでもパチンコへ行きたい」「生活費が足りないけどパチンコがやりたい」このように思ったら、すぐに病院へ行きましょう。ギャンブル依存症(パチンコ依存症)は立派な病気です。放置し続ければ生活に支障を齎す可能性も考えられます。
心療内科や専門家に相談へ行きましょう。認知行動療法や薬物療法、内観療法でギャンブル依存症の完治や再発を防止治療を行ってくれます。保険適用の病院もあります。まずは勇気を持って受診をしてみましょう。
また既にパチンコで借金を作った経験のある人も病院へ行きましょう。今後、パチンコで借金を作らないための治療を施してもらえます。
もし近郊の病院や専門家がわからない場合は精神保健福祉センターを利用しましょう。
精神保健福祉センターとは相談者を各病院やクリニックへつなげてくれる場所です。家族や恋人がパチンコ依存症で苦しんでいる場合、代行して相談をしても問題ありません。精神保健福祉士や医師も在籍しており、専門的な知識を持ったうえでアドバイスを行ってくれるので相談をすると気持ちが楽になります。
また公益社団法人『ギャンブル依存症問題を考える会』では、本人以外に家族が相談できる専用の窓口も用意されています。こちらは無料で相談ができギャンブル依存症の解決方法を一緒に考えてくれます。何名ものギャンブル依存症の人たちを見てきたからこそ、わかる的確なアドバイスは非常に役立ちます。
こういった場所を利用して病院選びを行うのも良いでしょう。
運動をする
運動は自律神経や体調を整える作用があります。気分も紛らわせる効果もあり、一時的にパチンコを忘れることもできます。毎日1時間、筋トレや有酸素運動を行うだけでもOKです。運動をする習慣をつけましょう。
ストレス解消に一番なのは酒だとかパチンコだとかではない。
運動と睡眠なのであるよ。— おに@人生グランクラス (@priecia005) February 1, 2019
運動をすればぐっすり眠れたり、ストレスも緩和されます。上質な睡眠は肌質や頭のキレもよくします。パチンコへ行きたい欲求も抑えることできるうえに一石二鳥です。
生活環境・家庭環境を整える
家庭環境や生活環境が不安定な場合、パチンコでストレス発散したくなるケースがあります。
専業主婦には普通に服を買うことがハードル高いから、その罪悪感とパチンコストレスを相殺させただけ。
— とむ (@tom_like_cat) May 31, 2016
とくに主婦や無職、学生のように家族に養ってもらっている人は自由に使えるお金も限られているため「パチンコでお金を増やしたい」と考える人が多いです。しかしパチンコでお金を増やせる可能性は極めて低いです。負けてしまえば増やすどころかお金は減ります。
- パートナーや家族に不満があっても言えない環境
- 介護疲れ
- 仕事と家事の両立で自由な時間がない
- ショッピングや美容室が許されない
- 浮気されている
- パートナーや家族が好き勝手に過ごし自分ばかり我慢をする
このような環境は非常に害悪です。見えないストレスが貯まり続け、パチンコで現実逃避する以外の方法がなくなる可能性もあります。
生活環境や家庭環境はソーシャルワーカーや公的支援を活用して助けて貰うこともできます。近所の役所や自治体、ボランティア団体に「生活環境や家庭環境の支援」について訪ねてみてください。救いの手を差し伸べてくれます。
またパチンコから抜け出すには周囲の人の助けが必要不可欠になります。家族や友人、職場の同僚…あらゆる人の力が加われば加わるほど、確実に早く依存症から抜け出せます。生活環境や家庭環境を整えるうえで周りの人たちとのあり方についても、しっかりと考え直してみましょう。
焦らずじっくり時間をかける
パチンコで借金を作らないためには焦らずじっくりと時間をかけてギャンブルから足を洗いましょう。パチンコ依存症には特効薬がありません。そのため時間をかけて正確に治せるように努力する必要があります。
「お金がないけどパチンコがしたい」そういった気持ちを生み出さないようにすること第一ステップ。じっくり時間をかけて気持ちを変化させられるように頑張りましょう。
パチンコは息抜き程度に!
途中でも紹介した通りパチンコは娯楽です。息抜き程度に利用する分には一切問題はありません。しかし生活費を使い果たしたり、返しきれない借金を組んでまで遊ぶものではありません。
どんなにパチンコで遊びい場合でも時には我慢も必要です。常識の範囲内で遊べるように気をつけましょう。